[台所] きりさん : そのまま台所に入室、電気を付けて
[台所]
きりさん :
「ふい~…さむさむ」
電気ストーブを付けつつ
[台所] きりさん : 「さて、じゃあさっさとお雑煮と魚とつまみと…」
[台所] キド : 壁によりかかりながら入っていく
[台所] きりさん : 「あ、どもども」
[台所] キド : 「随分きれいなんだな、ここの台所」
[台所] きりさん : 「まぁ結構打ち上げとかでやってるんで」
[台所] きりさん : 「意外とみんな使うんで綺麗なんですよ」
[台所] キド : 「一応俺は適当な料理ぐらいは作れるが吞むためのつまみとかは詳しくない」
[台所] キド : 「必要なことがあったら指示してくれ」
[台所] きりさん : 「つまみは作り置きあるんで大丈夫ですよ」
[台所] きりさん : 「お雑煮がメインですね、こっちは今から何で」
[台所] キド : 「了解、あとは魚か」
[台所] きりさん : 「焼きましょうか?」
[台所] キド : 「そうだな、頼む」
[台所] きりさん : 「どうせツマミでしょうから塩焼きするつまりでしたけど」
[台所] きりさん : 「あいあい、お雑煮のお守りお願いしますね」
[台所] キド : 「一応ここは秘密組織の扱いのはずなんだが換気とかは大丈夫か?」
[台所] きりさん : 「問題ないと思いますけど、いくら秘密組織でもそこくらいは普通ですよ」
[台所] キド : 「そういうもんか、なら悪くないな」
[台所] きりさん : 「まあ、そこら辺金かけても無意味ですしね」
[台所]
きりさん :
「わざわざそんなとこから探るのそれこそ同業者くらいですよ」
野菜をトントン切りつつ
[台所] キド : 慣れた手つきでいちょう切りに
[台所] キド : 「同業者、ね…」
[台所] きりさん : 「つっても、年始にやる人がいれば相当暇人でしょうねえ」
[台所] キド : 「ジャームもレネゲイドもこの時期ぐらいは休んで欲しいもんだ」
[台所] 神崎ひでり : コンコン、とノック。
[台所] きりさん : 「そうですねえ、おや?」
[台所] きりさん : 「どうぞー」
[台所] キド : 「空いてるぞ」
[台所] 神崎ひでり : 「失礼しま~す!あ!きりさんにキドさん!明けましておめでとうございますぅ~!」
[台所] キド : 「…ん、おめでとう」
[台所] 神崎ひでり : キラキラとしたエフェクトがかかるような営業スマイルを向けつつ。
[台所] 神崎ひでり : 「これ!遅れちゃったのでぇ、お土産です~!」
[台所]
キド :
「お土産?」
目を細めて
[台所] 神崎ひでり : そう言い、そこらへんのテーブルへ、お菓子やおつまみがパンパンに詰まったビニール袋を2つ置く。
[台所]
神崎ひでり :
「ほらほら!やっぱこういうのあった方が、いいじゃないですか~!甘い物、お二人もお好きでしょう?」
きりとキドへニコりと笑い。
[台所] キド : 「お菓子がある分にはあいつらも喜ぶだろう」
[台所] キド : 「買ってきてくれてありがとな」
[台所] 神崎ひでり : 「え~?キドさんは喜ばれないんですかぁ~?」
[台所] キド : 顔をゆるめて。
[台所] 神崎ひでり : ……あ!笑った!
[台所] きりさん : 「おやおや、お菓子ですか」
[台所] 神崎ひでり : 「ムフフ!」
[台所] 神崎ひでり : つられて笑い。
[台所] キド : 「…なんだ、俺だって笑うし喜ぶよ」
[台所]
きりさん :
「塩っ辛いのしかなかったですし有難いですね」
嬉しそうにしつつ
[台所] 神崎ひでり : 「ええ~!?そうなんですかぁ~!?じゃあもっと笑いましょうよ~!新しい年なんですし、盛り上がっていきましょ~う!」
[台所] 神崎ひでり : そう言い、拳を突き上げ。
[台所] 神崎ひでり : 「そう言えば皆さん、大掃除するらしいですね~?」
[台所] キド : 「…あ、そうなのか」
[台所] 神崎ひでり : 近くにあった椅子に座り。
[台所] 神崎ひでり : 「僕~、さっきバイト先の喫茶店で掃除したばかりなのでぇ~」
[台所] 神崎ひでり : 「やです~!」
[台所] きりさん : 「ああ大掃除」
[台所] きりさん : 「あはは、そりゃお疲れさんですよ」
[台所] 神崎ひでり : 駄々っ子のように、足をプラプラさせ。
[台所] キド : 「じゃあこっちでも手伝うか?」
[台所] きりさん : 「私も店の掃除さっさと済ませてたんで気持ちはわかります」
[台所]
神崎ひでり :
「むむむ?そちらは何をされているんですか~?」
立ち上がり、2人のもとへテクテクと。
[台所] きりさん : 「お雑煮と、魚を焼いてんです」
[台所] キド : 「雑煮作ってる」
[台所] キド : 「あと魚だ」
[台所] 神崎ひでり : 「おぉぉ~~!!いい匂いがすると思ったら……!!」
[台所] 神崎ひでり : ぐううう。と腹が鳴る。
[台所] 神崎ひでり : 「てへぺろ☆」
[台所] キド : 「つまみも作る予定だったんだがお前が買ってきてくれたから少し手間が省けた」
[台所] きりさん : 「出来るまでちょっと待っててくださいね」
[台所]
神崎ひでり :
「ふっふっふ~!僕はエスパーなのですよ!」
冗談まじりの笑いと、ドヤ顔を披露。
[台所] 神崎ひでり : 「とは言っても、スナック系ばっかなんですけどねぇ~」
[台所] 神崎ひでり : https://7premium.jp/product/search/detail?id=4865
[台所] キド : 「京子とかハベトロットとかは喜ぶんじゃないか?」
[台所] 神崎ひでり : 「喜んでくれるようなものをピックアップしましたからね!えっへん!」
[台所] 神崎ひでり : 「……それにしても」
[台所] 神崎ひでり : 「キドさんって、料理作れるんですね~?」
[台所] 神崎ひでり : 意外、といった顔をしながら。
[台所] キド : 「母親代わりみたいなことをすることが多かったからな」
[台所] キド : 「男衆は働いてたり料理させても全然ダメだから、仕方なくな」
[台所] 神崎ひでり : 「あははは~!じゃあキドさんママ!ですね~!」
[台所] 神崎ひでり : けらけらと楽しそうに笑いながら。
[台所] キド : 「…マ、ママ?」
[台所] キド : ちょっとたじろいで。
[台所] 神崎ひでり : 「お!可愛い反応!」
[台所] 神崎ひでり : 「これは……いわゆる、ギャップ萌え……!!ですね!!」
[台所] キド : 「か、可愛いってお前な…」
[台所] 神崎ひでり : 勝手に納得したように、うんうんと頷き。
[台所] 神崎ひでり : 「キドさんも、ウチで働くとたくさん豚さんを釣れそうですね~!」
[台所] 神崎ひでり : そう、ひでりは……いわゆる、メイド喫茶のようなところで働いており。
[台所] 神崎ひでり : 様々な"属性"を売りにした、接客業に従事している。
[台所] キド : 「生憎そういう奴らに興味はない、それに俺よりお前の方が可愛い恰好してんじゃねーか」
[台所] 神崎ひでり : 「!!! ふふふふ、ふーーっふっふっふっふ!!!」
[台所] 神崎ひでり : 嬉しそうに笑いながら。
[台所] 神崎ひでり : 「そーです!!僕は、超絶可愛いですからね~!!」
[台所] 神崎ひでり : ほっぺに指を当て、あざとポーズ。
[台所] キド : 食材を切りながら、ちらちらとひでりの服装を見ている。
[台所] 神崎ひでり : その場でくるりと回ってみせ、服装アピール。
[台所] キド : 「……」
[台所] キド : 「ま、まあ、いいんじゃねーの」
[台所] 神崎ひでり : 「えへへへへ~!」
[台所] 神崎ひでり : それはそれは嬉しそうに笑うひでり。
[台所]
きりさん :
「若いですねえ…」
しみじみとそんな様子を見ている
[台所] 神崎ひでり : 「なーに言ってるんですか~!きりさんだってお若いじゃないですの~!」
[台所] キド : 「ああきりさん、ここに切った奴置いてあるからまとめて入れてくれ」
[台所] きりさん : 「もう二十代折り返したんで…」
[台所] きりさん : 「あ、わかりましたよ」
[台所] きりさん : まな板からすーっとお雑煮に投入して
[台所] 神崎ひでり : 「おぉぉ~~~……器用ですねぇ~……!」
[台所] 神崎ひでり : 少し背伸びし、台所を見る。
[台所] キド : 食材を渡して、少し足が疲れたかひでりの隣に座る。
[台所]
きりさん :
「ですね、良い子ですよ」
にこりとしつつ、更に餅を焼き始める
[台所] 神崎ひでり : 隣に座ったキドに、ニコッと笑う。
[台所] 神崎ひでり : アイドルスマイル。
[台所] キド : そっと耳打ちして
[台所] 神崎ひでり : 「……?」
[台所] キド : 「(あとでそういうのどこで売ってるか教えてくれ)」
[台所] きりさん : カチリとオーブンのメモリを回しつつ
[台所] 神崎ひでり : ……んなぁあっ!!?
[台所] 神崎ひでり : 目を真ん丸にする。
[台所] キド : 少し目を逸らして、照れている
[台所] 神崎ひでり : 「……キ、キドさん……あなた……"やり手"……ですね……!!」
[台所] 神崎ひでり : 冷や汗をたらりと。
[台所] キド : 「な、なんだよ…」
[台所] 神崎ひでり : これが………"可愛さ"……!!!
[台所] 神崎ひでり : 「……うぐおあぁ……」
[台所] 神崎ひでり : 膝から崩れ落ち。
[台所] 神崎ひでり : orz
[台所] きりさん : 「ん?」
[台所] 神崎ひでり : 「負け……た……!」
[台所] きりさん : 「なーにしてんですか…台所で危ないですよ?」
[台所] 神崎ひでり : 「あ、ごめんなさい」
[台所] キド : 「邪魔にならないようにな」
[台所] 神崎ひでり : 体勢を整え、座り直し。
[台所] 神崎ひでり : キドの耳元へ手をかざし。
[台所]
きりさん :
「仲が良いのは良い事ですけどね」
そう言ってお雑煮用の器を取り出して
[台所] 神崎ひでり : 「……ふふふ、年始は可愛い服、たーくさんセールしてますからねぇ……今度、一緒に買いに行きましょうか♪」
[台所] 神崎ひでり : ニヤニヤとしながら。
[台所]
神崎ひでり :
「ふっふっふ~!僕達は仲良しこよしですからね~!」
きりさんへピース。
[台所]
キド :
「…ああ、任せたよ。俺はそういうのは詳しくはないからな」
少し顔を赤くしながら
[台所]
きりさん :
「そりゃ何より」
お雑煮を器に移して、お盆に
[台所] 神崎ひでり : 「……お!」
[台所] 神崎ひでり : お雑煮を見て。
[台所] 神崎ひでり : 「ついに完成ですか!?」
[台所] 神崎ひでり : 腕を小刻みに振る。
[台所]
きりさん :
「ええ、ひとまずはですね」
焼けたお餅をそこに入れて
[台所] キド : 戻って、少し味見。
[台所] 神崎ひでり : 「あ、ズルい!」
[台所] キド : 「こんなもんでどうだ?」
[台所] きりさん : 「どーです?」
[台所] キド : やや薄味だが、家庭的な味がするだろう。
[台所] きりさん : 「ええ、私は良いと思いますよ」
[台所] きりさん : 「これなら、仕事終わりにもほっと一息できるでしょうしね」
[台所] 神崎ひでり : 「ワクワク!ドキドキ!」
[台所] キド : 「なら僥倖だ」
[台所] キド : 「お前も味見するか?」
[台所] 神崎ひでり : 僕も味見したいけど……これは、後のお楽しみってやつですね!
[台所]
神崎ひでり :
「……いーえ!結構です!」
手のひらを見せ。
[台所] きりさん : 「そーですかい」
[台所] 神崎ひでり : 「きりさんとキドさんの作った料理なんですから!じ~~~っくり味わいたいですからね!」
[台所] きりさん : 「んじゃあ、人数分運んであげてください」
[台所] きりさん : 「私、魚の準備してから行くんで」
[台所] 神崎ひでり : ニコニコと、椅子の上でゆらゆらと、楽しそうに。
[台所] 神崎ひでり : 「む!お任せください!」
[台所] キド : 「…行き来面倒だからエフェクト使っていいか?」
[台所] 神崎ひでり : 身長150cmの細身ながら、こう見えても肉体は5もある。
[台所] 神崎ひでり : 結構力持ちなひでりん。
[台所] きりさん : 「んな横着すんじゃないですよ」
[台所] きりさん : 「あっちで驚かれたら困るでしょ」
[台所] キド : 「わーったよ」
[台所] 神崎ひでり : というのも、実家が農家なのもあって、力仕事は割と得意な方だったりする。
[台所] 神崎ひでり : 「そーですよー!それに……」
[台所] 神崎ひでり : 「……エフェクトを使いすぎて、キドさんがキドさんじゃなくなっていくの、見たくありませんからね!」
[台所] 神崎ひでり : 実際、そういった事例は少ないが……。
[台所] 神崎ひでり : 心配そうな目で、見つめる。
[台所] 神崎ひでり : 僕達は、オーヴァード。
[台所] キド : 「EEくらいいいだろ…まあ普通に運ぶ」
[台所] きりさん : (青いですねぇ…)
[台所] 神崎ひでり : 人間でありながら、人智を越えた力を手にしてしまった。
[台所] きりさん : 「ま」
[台所] 神崎ひでり : 「そーです!それでいいのです!なので僕もお手伝いしまーす!」
[台所] きりさん : 「今日くらい普通に過ごしましょうや」
[台所] 神崎ひでり : そう言い、お雑煮を乗っけたお盆を軽々と持つ。
[台所] きりさん : くすくす笑って、そのまま魚をコンロに
[台所] キド : 「お前意外と力あんのな」
[台所]
神崎ひでり :
「はい!」
きりさんに、ニッコリと笑い。
[台所] キド : そう言ってお盆を持つ。
[台所] 神崎ひでり : 自分達が"人間"であることを、再確認するように。
[台所] 神崎ひでり : 「ち、力ある……ちょっと可愛くないですけどぉ……」
[台所] 神崎ひでり : 「……でも!お二人に任せっきりは、よくないですからね~!」
[台所] キド : 「確かに可愛くはないな」
[台所] 神崎ひでり : 「ぐはっ」
[台所] きりさん : 「あらら」
[台所]
神崎ひでり :
思わずバランスを崩しそうになるが、せっかく作った料理を落とすわけにはいかない。
喫茶店仕事で鍛え上げられたバランス能力でどうにか保ち。
[台所] キド : 「……でも、頼れるならいいんじゃねえの」
[台所] キド : ぶっきらぼうに。
[台所] 神崎ひでり : 「……! ……ふぇへへへ~」
[台所] 神崎ひでり : 自分でもよく分からない笑みを溢しながら。
[台所] 神崎ひでり : 「……こ、こっほん!ではでは……戻りましょうか!」
[台所] キド : 「きりさんも魚が焼けたらまた呼んでくれ」
[台所] きりさん : 「ええ、その時は頼みますね」
[台所] キド : 「了解」
[台所] きりさん : 「さてさて、若いもん同士に任せてお仕事…おや?」
[台所] きりさん : 「騒がしい…相変わらず元気ですねぇ」
[台所] きりさん : 独り言ちつつ、パイプに火をつけて吹かす
[台所] きりさん : 魚の焼き具合を計算しつつ、ふわりと一服して
[台所] きりさん : 「…大丈夫かな?」
[台所] きりさん : 「まぁいいでしょう、任せるに限る」
[台所] きりさん : …チン、と時間の音
[台所] きりさん : コンロから焼き魚を取り出して、皿に盛り付けつつ
[台所] きりさん : 「よし、さっさと持ってきますか」
[台所] きりさん : そのまま台所を後に
[台所] きりさん :
[台所] 和泉守兼定 : こぽこぽ。
[台所] 和泉守兼定 : 戻る。
[台所] 和泉守兼定 :
[台所] 神崎ひでり : そうして台所に再び戻ったひでり。
[台所] 神崎ひでり : 喫茶店で働いているとはいえ……担当は接客。
[台所] 神崎ひでり : つまり、厨房経験0。
[台所] 神崎ひでり : 手伝うと言っても、やることは……料理を運ぶことだけ!
[台所] 神崎ひでり : そんなわけで、台所にある椅子に座り、ぷらぷらとお汁粉ができるのを待っていた。
[台所] 神崎ひでり : 「ふんふふ~ん♪」
[台所] 歳納京子 : ばーん。
[台所] 神崎ひでり : 「……んがっ!?」
[台所] 歳納京子 : 扉が開く。
[台所] 神崎ひでり : その音にビビり。
[台所] 神崎ひでり : 気持ちよく歌っていた鼻歌もストップ。
[台所] 歳納京子 : 「二人だけじゃしんぱ……もとい、大変そうだから来た!」
[台所] ミスター・VTR : 「お汁粉を作る 来い」
[台所] 神崎ひでり : 「おぉ~~~!!それはありがたいですね~!!」
[台所] 神崎ひでり : 「……え、でも」
[台所] 神崎ひでり : 「二人とも作れるんです?料理」
[台所] 神崎ひでり : 小首を傾げ。
[台所] 歳納京子 : 「ふっふっふ」
[台所]
歳納京子 :
「天才を舐めてはいけない!」
ぴし、と指さし。
[台所] ミスター・VTR : 「お汁粉って凝った料理じゃないから大丈夫だろ」
[台所] 神崎ひでり : 「!」
[台所]
歳納京子 :
《インスピレーション》
お汁粉の作り方教えろ
[台所]
神崎ひでり :
「そ、そうなんですかねぇ……?」
なんだか不安になっていく。
[台所] GM : お前に教える
[台所] 歳納京子 : つかえね~~~~~
[台所] GM : https://www.kurashiru.com/recipes/2ed4abdb-a7fa-497c-910a-b304c0b4c084?source=yahoo&search_index=1&bucket=control&no_one_badged=true
[台所] 歳納京子 : !
[台所] キド : 「…餅が少し余ってるな…」
[台所] 歳納京子 : 「https://www.kurashiru.com/recipes/2ed4abdb-a7fa-497c-910a-b304c0b4c084?source=yahoo&search_index=1&bucket=control&no_one_badged=true」
[台所] 神崎ひでり : 「???????????????????????」
[台所] 歳納京子 : 「とりあえずこの通りにやる!」
[台所] ミスター・VTR : 「流石だ…想像の遥か上を行く…」
[台所] 神崎ひでり : 「え、なんですか今の早口???????」
[台所] 歳納京子 : そう言って、台所へと向かう。
[台所] 神崎ひでり : 「エッエッ」
[台所] キド : こしあんと餅を出し、準備をする。
[台所] 歳納京子 : 「…ん~、お汁粉の…レシピ?」
[台所]
神崎ひでり :
「なるほど」
なるほど。
[台所] 神崎ひでり : わかんない。
[台所] キド : 鍋に投入し、手慣れた手つきでかき混ぜていく。
[台所] ミスター・VTR : 「IQに差があると話が通じないと言われているからな」
[台所] 神崎ひでり : 「……お!さすがキドさん!慣れた手つきですねぇ~!」
[台所] 歳納京子 : キドの隣に立ち。
[台所] 神崎ひでり : 「……ちょっとVTRさん!?それ暗に僕のこと馬鹿にしてません!?」
[台所] 歳納京子 : 「…………すごい」
[台所] 神崎ひでり : 「僕IQ低くありませーん!」
[台所] 歳納京子 : …というか、私いらなかったんじゃ…?
[台所] 神崎ひでり : 1d280 IQ (1D280) > 161
[台所] ミスター・VTR : 高い
[台所] 歳納京子 : ぐぬぬぬ。
[台所] キド : 「ん……京子か」
[台所] 神崎ひでり : ここまで高いとは思ってもみなかったけどまぁいいでしょう
[台所] キド : 「どうした?」
[台所] 歳納京子 : 「…手伝おうと思ってぇ」
[台所]
ミスター・VTR :
オレさまも料理するか
料理は社会性の賜物なので社会で判定する
[台所] 歳納京子 : …でも手伝える場所なさそう。
[台所] キド : 「…そうか、じゃあ…餅を焼いてくれるか?」
[台所] ミスター・VTR : 《コンセイトレイト》《無形の影》を使う
[台所] 歳納京子 : 少ししょんぼりとした様子で、うなだれていたが。
[台所] 歳納京子 : 「!」
[台所] 神崎ひでり : 心配そうに台所を見ながら……。
[台所] 歳納京子 : 「やる!」
[台所] 神崎ひでり : 「!?!?」
[台所] ミスター・VTR : ロイスを取得する
[台所] 歳納京子 : こわい
[台所] 神崎ひでり : 「か、影が伸びてる……!?」
[台所] キド : 「火元には気をつけろよ、ひでりもちょっと見ててくれ」
[台所] 歳納京子 : そのまま餅焼き機へと足を運び。
[台所]
神崎ひでり :
「あ、は、はい~!わっかりました~!」
キドへ敬礼ポーズ。
[台所] 歳納京子 : アルミホイルの上に餅を並べ、突っ込む。
[台所] 神崎ひでり : ……さすがキドさんですねぇ!……この状況にも動じない……!
[台所]
ミスター・VTR :
新年
あけまして
おめでとう
ございます
[台所] 歳納京子 : 6人分。
[台所] ミスター・VTR : 感情は何か適当にやる
[台所] キド : (気づいてない)
[台所] ミスター・VTR : ロイス6割ってC下げる
[台所] 歳納京子 : こわい
[台所] 神崎ひでり : !?!?!??!?!!??!?!?!?!!?!?!
[台所] ミスター・VTR : C2だろ
[台所] 神崎ひでり : "人"の繋がりを捨て去ろうとしているVTRの様子を見て、あわあわするひでり。
[台所] 神崎ひでり : 「エッ……え、えっ……???」
[台所] 歳納京子 : 「ふんふ……んがっ!?」
[台所] キド : こしあんが溶けたのを確認し、火を止める。
[台所] ミスター・VTR : 2dx (2DX2) > 10[8,9]+10[1,6]+10[10]+10[10]+10[9]+10[9]+10[5]+10[4]+10[5]+10[8]+10[3]+10[7]+10[2]+10[7]+10[3]+10[10]+10[3]+10[4]+10[8]+10[10]+10[3]+10[10]+10[4]+10[10]+10[10]+10[6]+10[10]+10[7]+10[2]+10[6]+10[5]+10[2]+10[7]+10[5]+10[5]+10[6]+1[1] > 361
[台所] 神崎ひでり : ゾッ!!?!?!?!!??!!??!?!!?
[台所] ミスター・VTR : 《妖精の手》
[台所] 歳納京子 : 台所中央、VTRに集まるレネゲイドの力に圧倒されながら。
[台所] ミスター・VTR : 1dx (1DX2+370) > 10[3]+10[7]+1[1]+370 > 391
[台所] ミスター・VTR : 《妖精の輪》
[台所] キド : こっちも妖精の手
[台所] 神崎ひでり : !?!?!?!?!?!??!?!!?
[台所] サスケ : 「何やってんだお前」
[台所] ミスター・VTR : !
[台所] 神崎ひでり : 口が開いたまま声が出ない。
[台所]
歳納京子 :
あっ私もウィンブレあった
まあいいでしょう
[台所] キド : 先に輪でいいよ
[台所] ミスター・VTR : サスケの声は一旦無視して料理を続ける
[台所] ミスター・VTR : わかった
[台所]
サスケ :
「ほらよ」
援護の風+ウィンドブレス
ダイス+5 達成値+9
[台所] 神崎ひでり : 「!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?!?」
[台所] ミスター・VTR : うわ!
[台所] 神崎ひでり : 「サスケさん~~~~~~~~~~~~~~~!?!?!?!」
[台所] サスケ : 「やれ!!」
[台所] 歳納京子 : 「えっえっ」
[台所] 神崎ひでり : 「はい!?!?!?!??!」
[台所] ミスター・VTR : 6dx (6DX2+409) > 10[2,8,8,8,8,10]+10[2,8,9,9,10,10]+10[3,4,5,7,7,10]+10[1,1,2,3,3,3]+10[3,8,9,10]+10[1,3,5,8]+10[2,3,9]+10[3,4,9]+10[3,4,7]+10[6,7,7]+10[5,5,7]+10[2,3,7]+10[3,4,9]+10[1,5,5]+10[6,7]+10[5,10]+10[1,3]+10[9]+10[8]+10[2]+10[7]+10[9]+10[8]+10[4]+10[3]+10[5]+10[10]+10[5]+1[1]+409 > 690
[台所] ミスター・VTR : キドに使われた妖精の手
[台所] サスケ : そのままメインに帰って行った
[台所] キド : わかった
[台所] 神崎ひでり : 「え、ちょ、これ、何が出来上がるんですかぁ!?!?お汁粉が光ってるんですけどぉ!?!?」
[台所] 歳納京子 : 「???????」
[台所] 歳納京子 : 「風を起こして…帰った…」
[台所] ミスター・VTR : 1dx (1DX2+699) > 10[7]+10[3]+1[1]+699 > 720
[台所] キド : 「VTR、そっちも出来たか?」
[台所] ミスター・VTR : 「達成値720のお汁粉が完成した」
[台所] 歳納京子 : 「ほわあ~………」
[台所] 神崎ひでり : 「???????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????」
[台所] キド : 「よし京子、餅を入れてくれ」
[台所] 歳納京子 : その場に漂う焦げ臭いにおい。
[台所] 神崎ひでり : キ、キドさん……超クール……!
[台所] 歳納京子 : 「………あ、餅ね!おっけ……」
[台所] 歳納京子 : 「…………」
[台所]
ミスター・VTR :
「今年のお汁粉は格が違う
お汁粉の上
“お汁粉・皇”登場」
[台所]
歳納京子 :
チン、と焼き機を開いて。
中は真っ黒こげ。
[台所] 神崎ひでり : 「おしるこ、こう」
[台所] 神崎ひでり : 「………あ」
[台所] 歳納京子 : 気を取られていたのもあったのだろう。
[台所] 神崎ひでり : 黒焦げになった餅を見て。
[台所] 歳納京子 : 「………あうう…」
[台所] キド : 匂いで気づく。
[台所] 歳納京子 : 「……ご、ごめん……!!」
[台所] 神崎ひでり : ま、まずい……!?やらかしちゃったぁ……!?
[台所] キド : 「焦がしてしまったか…」
[台所] 神崎ひでり : 「ご、ごめんなさい~!」
[台所] ミスター・VTR : 「まあいいでしょう」
[台所] ミスター・VTR : 「お汁粉・皇があるからな」
[台所] 神崎ひでり : 「見ておかなきゃいけなかったんですけどぉ……」
[台所]
歳納京子 :
「うう…作り直しだぁ~……」
肩を落として。
[台所] キド : 「いや…いい」
[台所] 神崎ひでり : 京子と同じく、目の前で繰り広げられたレネゲイドの奔流に、呆気に取られていたからだ。
[台所] 歳納京子 : 「……すみませぇん……」
[台所] キド : 「やってしまったものは仕方ない、皆で出す分にはVTRのがあるだろう」
[台所] 歳納京子 : 天才であるはずなのに……失敗なんて許されないはずなのに。
[台所] 歳納京子 : 「……うん」
[台所] キド : 「俺たちはこれを食えばいい、何、少し焦げてるけど大丈夫だ」
[台所] ミスター・VTR : 「天才が失敗したっていいんだ…乗り越えろ!」
[台所] 神崎ひでり : 「……ぬぬぬぅ……!」
[台所] 神崎ひでり : このままじゃ、ダメ、ですよね……!
[台所] 歳納京子 : 「う、ううむ……」
[台所] 神崎ひでり : 「ちょっと僕!お餅買ってきますね!」
[台所] キド : 「ということでVTR、お前の作ったお汁粉をあっちに持っていってやってくれ」
[台所] ミスター・VTR : 「わかった」
[台所] 歳納京子 : 「……! 私も買ってくる…!」
[台所]
ミスター・VTR :
「オレさまは行くか
他は任せる」
[台所] ミスター・VTR : メインに戻る
[台所] 神崎ひでり : 「! じゃあ……行きましょうか京子ちゃん!」
[台所]
歳納京子 :
これは、雪辱を果たさないと…!
汚名返上の機会…だから!
[台所] 神崎ひでり : そうして、支部を飛び出るひでりん。
[台所] 歳納京子 : 「……うん!」
[台所] キド : ……そんな様子を見て。
[台所] 歳納京子 : そのまま、その後を追って。
[台所] キド : 火元の整理をする。
[台所] キド : 1人になったのでイヤホンを付けて。
[台所] キド : そのまま少し、眠る。
[台所] キド : 睡眠不足がたたったか。
[台所] ククール : 「おっと……レディの寝顔をこんなところで拝めるなんて、今年は良い年になりそうだな」
[台所] ククール : そこへ軽口を叩きながらやってくる。
[台所] ククール : 「いや、マジで寝てんのかこれ……?」
[台所] キド : すぅ。すぅ。
[台所] ククール : 「起こすのも悪いが…」
[台所] ククール : 一瞬考え込み
[台所] ククール : 「こんな所で寝てたら風邪ひくぞ」
[台所] ククール : 軽く起こすことを試み、少し声を張ってみる。
[台所] キド : イヤホンのせいか声を張り上げても届かない。起こすなら肩を揺らすなりしなければならないだろう。
[台所] ククール : 「ったく…おーいもしもーし」ユサユサ
[台所] キド : 「ん…んあ?」
[台所] キド : 「ああ…ククールか」
[台所] ククール : 「まさしくククールだ…そういやまだお前とは新年の挨拶してなかったか?まあ2回やって困るもんでもないし…あけましておめでとう。今年もよろしくな」
[台所] キド : 「やけに丁寧だな、まああけましておめでとう」
[台所] キド : 「よろしくな」
[台所]
ククール :
「ま、こういうのはマメにやってる方がモテるんでな」
ニヤと悪戯っ子のように笑いながら
[台所] ククール : 「ああ、それより…こんな所でボーッと寝ちまうくらいだし疲れてんだろ。寝るなら寝るでちゃんと布団なりで横になった方がいいぜ?この時期だし体調崩すと厄介だ」
[台所] キド : 「疲れてるのはみんな一緒だ、なにしろ年末年始働きづめ…」
[台所] キド : 「新年のあいさつも2日にやる始末だ」
[台所] ククール : 「あら、そうだったか」「ずっと外回りしてたんで中でどうなってるかイマイチ把握してなかったもんでな……でもそうか、新年の挨拶は2日にか」
[台所]
ククール :
「まあ、ちょっと早くなったが良いだろ?俺の挨拶なんて何度聞いたって嬉しいはずだぜ」
冗談混じりに格好つける。いつものことだ。
[台所] キド : 「ったく…お前はいつも気楽そうだな…」
[台所] キド : 「とりあえず京子とひでりは餅を買いに行った、他の奴らはお汁粉でも食ってるはずだ」
[台所] ミスター・VTR : 「そしてそのお汁粉を持ってきた」
[台所] サスケ : 「ああ」
[台所]
ミスター・VTR :
「オレさまの故郷のお汁粉だ
食ってくれ!」
[台所] キド : 「あ?何で帰って来たんだ」
[台所] サスケ : 「オレ達は食べ終えたので残りはお前達だけだ」
[台所] ミスター・VTR : 「暇だから」
[台所] キド : 「俺は自分の分があるが…食べて欲しいのか?」
[台所] ミスター・VTR : 「せっかくだからな」
[台所] ククール : 「というか…お前今アクシズなんだっけ?こんなとこであくせく働くよりゆっくりしてた方がいいんじゃねえの?」
[台所] サスケ : 「そして……ククールか」
[台所] サスケ : 「あけましておめでとう」
[台所] ミスター・VTR : 「働いてはないから大丈夫だ」
[台所]
ミスター・VTR :
「オレさまは働かせる立場だからな
そしてあけましておめでとう」
[台所]
ククール :
「ああ、あけましておめでとー」
相手が相手だから軽く流す。
[台所] ククール : まあ、妻子がいるのにこんなところで働いてるサスケには頭が上がらない。
[台所] ミスター・VTR : 「あけまして記念にお汁粉・皇を作ったので食ってくれ」
[台所]
ミスター・VTR :
「外から来たんなら体も冷えただろう
あったまるぞ」
[台所] ククール : 「うわ!ありがとう!」
[台所] キド : 「じゃあ少しだけもらおうか」
[台所] ミスター・VTR : 美味さは73d10で判定
[台所] キド : 73d10 (73D10) > 411[5,9,7,6,6,8,9,1,5,6,6,3,5,3,4,8,5,2,5,6,10,6,7,1,2,9,9,8,10,3,8,1,5,6,7,10,6,3,3,3,6,8,10,7,10,4,1,7,10,4,9,3,4,4,3,9,9,3,6,2,4,9,6,1,10,8,2,10,1,3,5,2,5] > 411
[台所]
サスケ :
(何故かこの男とVTRで集まったのが久しぶりな気がしない……何故だ……?)
なんてことを思いながら二人が食べるのを見ている
[台所] キド : 「411くらいのおいしさだな、VTRにこんな才能があったなんて思わなかったよ」
[台所] ククール : 73D10!?
[台所] ミスター・VTR : 「新年だから久々に“本気”を出した」
[台所] ククール : 73D10 美味しさ (73D10) > 418[5,6,10,1,9,2,6,10,9,5,10,4,9,4,4,5,9,2,6,10,4,7,1,5,1,7,9,10,6,2,1,4,2,5,8,9,1,9,1,7,3,3,4,9,4,9,5,10,6,4,8,9,5,5,3,9,9,6,6,4,10,9,2,4,7,5,2,8,2,8,3,5,7] > 418
[台所] キド : 達成値720だから
[台所] ミスター・VTR : ダメージロールと一緒
[台所] ククール : 「!?」
[台所] ククール : 「なん…なんだこれ…」
[台所] ククール : 「なんだこれ…!?」
[台所] サスケ : 「お汁粉・皇らしい」
[台所]
ミスター・VTR :
「お汁粉の上
“お汁粉・皇”登場」
[台所] ククール : なんだこれである。なんかもう形容ができない
[台所] キド : 「…ああサスケ、外に言ったやつらが時間かかりそうだとか分かるか?」
[台所]
サスケ :
【蝙蝠の耳】
「…………現時点では不明、恐らくそこまで長くはかからないと思うが……」
[台所] ミスター・VTR : 「よし ククールの体もあったまったな」
[台所] ククール : 「ああ。まあうまかったよありがとな」
[台所] サスケ : ……これ以上はプライベートに関わるかと思い解除する
[台所] ミスター・VTR : 「ちなみに最後に初詣しようみたいな話になったんだが行くか教えろ」
[台所] サスケ : 「行くか」
[台所] ククール : 「初詣かあ…」
[台所] キド : 「初詣か…」
[台所] ククール : (一応教会系の仕事してる聖職者だから悩む)
[台所] ミスター・VTR : 「今まで真面目に聖職者やってなかっただろ」
[台所] ククール : 「心が読まれちゃ仕方ねえな」
[台所] キド : 「さっきのナンパな態度を思い出せ」
[台所] サスケ : 「お前そんな事してたのか」
[台所] ククール : 「過去の言動で刺されちゃ仕方ねえな」
[台所] ミスター・VTR : 「女衆も来るっぽいし軟派なククールもついていきたくなるだろ」
[台所] ククール : 「まあ新年だしウチの神様も休んで下界なんて見てないだろうし良いか」
[台所] ククール : 「ちなみにそういうVTRとサスケは来るみたいだが…キドはどうする?」
[台所] ミスター・VTR : 「ドラクエの神様はその辺フランクそうだもんな マリポーサさま」
[台所] キド : 「俺?2人を待っててもいいが…」
[台所] キド : 「皆が行くって言うなら付き合う」
[台所] ミスター・VTR : 「もうすぐ会えそうだな…ぞろぞろ初詣ガーデン」
[台所] キド : 1.はじめに
[台所] サスケ : やめろォ!!
[台所] ククール : 「やめろォ!」
[台所] サスケ : 「…………?」
[台所] キド : 「どうした?突然大声出して」
[台所] サスケ : 「一人……増えた?いつの間に……?」
[台所] キド : 「!?」
[台所] ミスター・VTR : 「何故かな…」
[台所] ククール : 「いや…今一瞬VTRから邪悪な気を感じてな…」
[台所] ミスター・VTR : 「ええ…」
[台所] ククール : 「聖職者だから気を感じられるんだ」
[台所] キド : 「聖職者ってすげえな」
[台所] ミスター・VTR : 「すんげェ〜〜〜〜〜!!!」
[台所] ミスター・VTR : 「じゃあ初詣の時にお祓いも兼ねる」
[台所] サスケ : そして外は………込み入った話は真面目に聞かなくていいか
[台所] ミスター・VTR : 「人増えたんなら様子見に行くか?」
[台所] ククール : 「そうしろそうしろ。お前偶に色々バグった言動してるからな」>お祓い
[台所] ククール : 「あんまり1箇所に人が集まってもなァ…ゴチャゴチャしないか?」
[台所] ミスター・VTR : 「それはそう」
[台所] サスケ : 「オレもそう思う」
[台所] キド : 「そうなんだよな」
[台所] サスケ : 「ならここで駄弁っておくか?」
[台所] キド : 「ただ俺はお前らといると頭使わなくなるからどこかへ行きたい気持ちもある」
[台所] サスケ : 「何でだろうな」
[台所] ククール : 「何故かな…」
[台所] ミスター・VTR : 「何故かな…」
[台所] ミスター・VTR : 「そもそも初詣行くタイミングがよくわからないという問題もある」
[台所] サスケ : 「取り敢えず外の奴らが来たら…だな」
[台所] サスケ : 「ただ話かなり長引いてそうなのでもう少し待つ必要はあるが」
[台所] キド : 「じゃあ少しお汁粉見ててくれるか?」
[台所] サスケ : 「いいだろう」
[台所] ククール : 「いいよ。あんまりキドにばっかり見張りさせても悪いしな」
[台所] ミスター・VTR : 「👁👁」
[台所] キド : 「こわい」
[台所] キド : 「ということで廊下に出ている」
[台所] ククール : 「風邪ひくなよー」
[台所] ミスター・VTR : 「わかった」
[台所] サスケ : 「また増えたな」
[台所] キド : 「じゃあそいつに説明でもしとくよ」
[台所] ククール : 「叩けば叩くほど埃が出てくる…だからそこを叩く」
[台所] ミスター・VTR : 「マジでぞろぞろ初詣ガーデンが始まってるのかもしれない」
[台所] サスケ : 「叩くとどうなる?」
[台所] ククール : 「脳内から特殊なチャクラが噴き出る」
[台所] ミスター・VTR : 「こわい」
[台所] サスケ : 「……恐ろしいな」
[台所] ミスター・VTR : 「オレさま達がずっと駄弁ってたら永遠に終わらない雰囲気があるから何か話していい感じに〆るか」
[台所] サスケ : 「何の話をするか」
[台所] ミスター・VTR : 「抱負とか…」
[台所] サスケ : 「成る程」
[台所] ククール : 「それ場保たないだろ…」
[台所] ミスター・VTR : 「それはそう」
[台所] サスケ : 「それはそう」
[台所]
ミスター・VTR :
「じゃあTRPGの話するか
神我狩のサプリくれ」
[台所] ミスター・VTR : 「何回もイエサブ行ったけど全然売ってねェ」
[台所] サスケ : 「どうでもいいがこの集まりって初めてじゃ無い気がするんだよな」
[台所] ミスター・VTR : 「気がついたか…」
[台所] サスケ : 「どこか別の…別の遠いところで……ああ?」
[台所] ククール : 「直接3人が集まってた記憶はないんだが…なんかやたらと顔を合わせてる気がする…」
[台所] ミスター・VTR : 「サスケは何回も会ってるがククールもRW世界で会ったことがある」
[台所] サスケ : 「く……頭が………」
[台所] ミスター・VTR : 「まずい脳内に特殊なチャクラが噴き出る」
[台所] ククール : 「こわい」
[台所] サスケ : 「この3人で集まった事自体は初めてな気がするんだがどうも初めてじゃ無い気がするんだよな」
[台所] サスケ : 「どうなってるんだ……?」
[台所] ミスター・VTR : 「何故かな…」
[台所] ククール : 「実を言うとどのタイミングでどの話をしたか正確には覚えてないから下手したら整合性の取れない発言をすることがありそうなんだ」
[台所] ミスター・VTR : 「それはよくある」
[台所] ミスター・VTR : 「そしてたまにオレさまが話したと思ったら既に別の話題が展開されているときもある」
[台所] サスケ : 「どう言う事だ……敵の攻撃か?」
[台所] ミスター・VTR : 「まるでパロールか何かに時間操作されて自分だけ発言がラグったみたいな現状が起こる」
[台所] ククール : 「まさか…幻術か?」
[台所] サスケ : 「また幻術なのか……?」
[台所] ミスター・VTR : 「イヤ…幻術じゃない…!?」
[台所] サスケ : 「何だアレは…!?」
[台所] ククール : 「まずいキドが言ってた通り頭を使わない会話しかしていない」
[台所] キド : がんっ。
[台所] キド : ドアを蹴り開ける。
[台所] ミスター・VTR : 「!」
[台所] ククール : 「ひいこわい」
[台所]
サスケ :
「む……」
ドアの方を向く
[台所] サーシャ : 「ちょ、ちょっと!?」
[台所] キド : 「人がもう一人増えたぞ」
[台所] サスケ : 「知っている…っと、お前は……」
[台所] ミスター・VTR : 「また幻術なのか!?」
[台所] ククール : 「ああ…よく見たらサーシャか。どこかの田舎村以来だったか?元気そうで安心したよ」
[台所] サーシャ : 「ドアは普通に開けてください!壊れたらこちらの支部の予算が……!」
[台所] サスケ : 「元気そうだな」
[台所] ミスター・VTR : 「へ〜2人もあの田舎行ったのか」
[台所] サーシャ : 「っと……ククールさん、サスケさん。お久しぶりです」
[台所] ククール : 「キドも案内ありがとな…ってなんて?」
[台所] サスケ : 「お久しぶり」
[台所] キド : 「あ?知り合いだったのか」
[台所] サスケ : 「そしてあけましておめでとう」
[台所] ミスター・VTR : 「恐らくククールが行った田舎はオレさまも行った」
[台所] サスケ : 「何だと?」
[台所] ミスター・VTR : 「人魚かいたとこだろ」
[台所]
ククール :
「やあレディ。あけましておめでとう。今年もよろしく頼むぜ」
恭しく頭を下げる。
[台所] キド : 「話についていけん。ちゃんと話せ」
[台所] サーシャ : 「ええと……日本では『明けましておめでとうございます』……ですね」
[台所] キド : ククールをじろりと睨む。
[台所]
サスケ :
一応解決した事件が再び発生しているとなれば、UGNや他組織が黙ってはいない
……しかし出鱈目でも無さそうだ
[台所] ミスター・VTR : 「要するにククールとサーシャは任務でド田舎に行って人魚のEXレネゲイドを何やかんやと対処したわけだ」
[台所] サーシャ : 「……!?」
[台所] ククール : 「おで、サスケ、サーシャ、良い男とキモイルカと一緒に事件解決」
[台所] ククール : 「そこ、VTR、行ってた」
[台所] サスケ : 「ああ、そこは記憶の通りだ」
[台所] キド : 「ちょっと待て最後のなんだよ…」
[台所] サスケ : 「アクアドルフィンって言うらしい」
[台所] ミスター・VTR : 「しかしその後にまたあのド田舎で同じ事件が発生したんだ」
[台所] ミスター・VTR : 「それの対処にオレさまが向かったという話」
[台所] サスケ : 「宇宙友愛協会にスパイとして潜入してるらしい」
[台所] キド : 「何なんだよそいつ」
[台所] ククール : 「わからない…わからないが良いやつではある…」
[台所] サーシャ : 「た、確かにあの人魚に関してはこちらで対処をしたはず……」
[台所] ミスター・VTR : 「したけど復活した」
[台所] サーシャ : 「えぇ……」
[台所] サスケ : 「ええ……」
[台所] ククール : 「俺らの話全部台無しかよ」
[台所] キド : 「そして同じ事件が2つ起こってるのもどういうことだよ…」
[台所] キド : 「ええ…」
[台所] サスケ : 「わからん……」
[台所] ミスター・VTR : 「そしてオレさま達はうっかりミスって旅館の子もジャームにした」
[台所] サスケ : 「は?」
[台所] サーシャ : 「はい!!??」
[台所] キド : 「は?」
[台所] ミスター・VTR : 「まあでも安心して欲しい」
[台所] ククール : 「いや……流石にそれはおかしい」
[台所] サスケ : 「何を?」
[台所] ミスター・VTR : 「その後また同じ事件が発生した」
[台所] サスケ : 「ええ……」
[台所] キド : 「もうついていけん」
[台所] サーシャ : 「(^^)?????」
[台所] ククール : 「ループしている……のか!?」
[台所] ミスター・VTR : 「そして次のメンバーは人魚をアカデミアに連れて行った」
[台所] サスケ : 「これは完全な勘なんだが……」
[台所] ミスター・VTR : 「現在の時間軸ではこれが“正史”となっている」
[台所] サスケ : 「何かオレ達を裏で操ろうと世界を改変している存在がいるんじゃないか……?」
[台所] キド : 「もしくはVTRの頭がおかしいかだ」
[台所]
ククール :
「ダメだコイツと話してると頭がおかしくなる。一旦コイツを連れ出そう」
VTRを引っ張ってメインに行く。
[台所]
ミスター・VTR :
「何やってんだサスケ!
早く宇宙友愛協会に入れ!」
[台所] サスケ : 「あ……ああ、そうだな…そいつは連れていけ」
[台所] サーシャ : 「まさか……世界線を操るオーヴァードなんて聞いた事が……」
[台所] ミスター・VTR : メインに行った
[台所] キド : 「俺と同じバロールの力の悪用か?しかしもうよく分からん…」
[台所] サスケ : 「さて積もる話は色々あるが……お汁粉、食べるか?」
[台所] サスケ : サーシャにお汁粉を振る舞う
[台所] サーシャ : 「お汁粉、ですか……?」
[台所] サーシャ : 「これはどういう食べ物なのでしょう……?すいません、日本へ来てまだ日が浅いので」
[台所] サスケ : 「そうだな……」
[台所] キド : 「ええと…あんこを煮て餅をいれたもので…って、あんこがまず分からないか」
[台所] サスケ : 「小豆ってわかるか?」
[台所] サーシャ : 「豆の一種でしょうか?故郷では見た事がありません」
[台所] サスケ : 「まあそんな物だ」
[台所] キド : 「とにかく…食べてみればわかる」
[台所] サスケ : 「それを砂糖などで甘く煮た物にモチなどを入れるんだ、食べてみろ」
[台所] サーシャ : 甘い香り……確かに美味しそうだ。
[台所] サーシャ : 「では……一口」
[台所] キド : 73d10くらいのおいしさだ
[台所] サスケ : サーシャにお汁粉・皇を食べさせる
[台所] サーシャ : 汁粉と餅を口に入れる。
[台所] サーシャ : 73d10 美味しさ (73D10) > 364[8,1,3,10,2,9,5,10,5,2,10,1,10,2,3,5,1,8,3,8,2,6,10,1,3,2,9,10,2,5,2,9,8,2,2,3,2,10,7,2,4,7,5,9,10,3,9,8,8,6,3,10,5,4,9,2,1,2,6,1,1,10,4,4,4,2,2,1,6,2,2,1,10] > 364
[台所] サーシャ : 「……!!……!!」
[台所] サーシャ : (美味しいのですが、これはいつ飲み込めば?と目線で訴える)
[台所] キド : 「喉を詰まらせないようによく噛むんだ」
[台所] サスケ : 「適当に噛んだ後飲み込めばいいさ。ただキドの言う通り喉に詰まらせないようにな」
[台所] サーシャ : ごくん
[台所] サーシャ : 「……噛めば噛む程風味が出る……ガムとは似て非なる物ですね」
[台所] サーシャ : 「スープの方も、円やかで……新鮮な甘みでした」
[台所] キド : 「それは良かった」
[台所] サスケ : (アレをこの程度で済ませるとは……サーシャ……かなり出来るな……)などと意味不明な評価を心の奥底でする
[台所] サスケ : 「さて……こんなところで集まるのも何だ、向こう(メイン)に戻るか?」
[台所] キド : 「餅が来るのを待ってたんだが…」
[台所] サーシャ : 「ええ、他の方とも顔合わせをしていませんし……」
[台所] 神崎ひでり : ばぁん!と扉が開く。
[台所] 神崎ひでり : 「はぁ……!はぁ……!す、すみませぇん!お待たせしちゃいましたぁ!」
[台所] キド : 「ようやく帰って来たか」
[台所] 神崎ひでり : 肩で息をしながら。
[台所] 歳納京子 : 「ごべーーーーん!!」
[台所] 神崎ひでり : 「……あ!サーシャさん!」
[台所] 歳納京子 : ぜぇぜえ。
[台所]
神崎ひでり :
「明けましておめでとうございます~!」
忘れずに、アイドルスマイル。
[台所]
サスケ :
「皆静かに扉を開けられんのか」
などと言いつつ振り向く
[台所] キド : 「大丈夫か、落ち込んでたみたいだが…」
[台所]
歳納京子 :
「はいもちー!」
そのまま、スピードでキドに向かい。
[台所]
神崎ひでり :
「うぐっ……ずみまぜんでした」
サスケに謝りつつ。
[台所] 歳納京子 : 「うん!なんかまー、新年だし落ち込むのもあれかなって!」
[台所] サーシャ : 「明けましておめでとうございます。神埼さん……まずは息を整えてください」
[台所] 神崎ひでり : 「……ふっふっふ~!ひでりんの元気パワーを注入しましたからね~!」
[台所] 神崎ひでり : そう言い、京子にウインク。
[台所] 歳納京子 : にこにこと、出ていった時とは違い笑顔で。
[台所] 神崎ひでり : そして、キドにピースサイン。
[台所] キド : 「よしじゃあもう一回焼こう、こんどはちゃんと見とけよ?」
[台所] 歳納京子 : そのウィンクに、Vサインを返しながら。
[台所] キド : 少しだけ口角を上げる。
[台所] 歳納京子 : 「おーけーおーけ!今度は注意深く、二人で見るから!」
[台所]
神崎ひでり :
「そうですね! すぅ~~~~……はぁ~~~~~……」
言われた通り、深呼吸し……美味しい(もうダイス振るなダボハゼ)お餅の入った袋をテーブルへ置く。
[台所] サスケ : (…………居難いな)
[台所]
歳納京子 :
「あけおめ!」
と、サーシャに挨拶しつつ、焼き器に餅をシュート。
[台所] サスケ : 黙って扉を静かに開けて一人消える
[台所] サーシャ : 「はい、歳納さんも明けましておめでとうございます」
[台所] キド : その様子を見つつ。
[台所] キド : 「……あー」
[台所] 歳納京子 : ピースピース、とサーシャに返しながら。
[台所] 神崎ひでり : 「……あれ?きりさんがいませんね?」
[台所] 神崎ひでり : 辺りをキョロキョロと見渡し。
[台所] キド :
[台所] 神崎ひでり :
[台所]
歳納京子 :
「じーーーーーーーっ」
少しの焦げ跡も見逃さないように声を出して確認
[台所] キド : 「どこかにいったのか?」
[台所] 歳納京子 : 「よし焼けた!……あれ、キドも知らないのん」
[台所] サーシャ : 「きりさん……こちらの支部の方ですか?」
[台所] 神崎ひでり : 「お!すっごく美味しそうに焼けましたねぇ~!サーシャさん!これがジャパニーズ餅!ですよ~!」
[台所] キド : 「……なんか初詣行くとか言ってたやつらもいるしそっちかもなあ」
[台所]
歳納京子 :
ふっくらと、少し焦げ目がついた
焼き具合完璧の餅を取り出しつつ。
[台所]
神崎ひでり :
「……!初詣!」
背筋が伸び。
[台所] 神崎ひでり : 「いいですね!食べたら僕も行きたいです!」
[台所] 歳納京子 : まずい焼き具合を1d100で振りたくなる
[台所] 神崎ひでり : 「……皆さんにも、叶えたい夢とかって、あると思いますからねぇ~」
[台所] 神崎ひでり : 振るなダボハゼ
[台所] 歳納京子 : こわい
[台所] キド : こわい
[台所] サーシャ : こわい
[台所] キド : 「…あ」
[台所] キド : 「んー…」
[台所] 神崎ひでり : いつものアイドルチックな笑顔を振りまくひでりが、しんみりとした表情を浮かばせながら。
[台所]
歳納京子 :
「夢かあ~…」
言いながら、全員分さらに取り出して。
[台所]
キド :
「…まあ、そんなに重要なことじゃないか…」
ひとりごつ。
[台所]
神崎ひでり :
「………?」
キドの方を向き、首を少し傾げ。
[台所] サーシャ : (夢……)
[台所]
歳納京子 :
「餅!もっちもち~のお餅~」
ぽす、と椅子に座って。
[台所] 神崎ひでり : 「お!待ってました~!お汁粉お汁粉~♪」
[台所] 神崎ひでり : 鼻歌を歌いながら。
[台所] キド : 「…夢、なあ…」
[台所] サーシャ : (確か、日本では新年に神へ願いを言うんでしたね……)
[台所]
神崎ひでり :
……オーヴァードになってしまい、今の自分が本当に"自分"でい続けられるのか……
そんな不安な日々が、"終わりますように"……という、ひでりの切なる願い。
[台所] サーシャ : (……やはり、自分の周りの平穏と……)
[台所] サーシャ : (あの人の安寧……さっき、余りにも不穏な事を聞いてしまったのが気掛かりですね……)
[台所] サーシャ : (いや本当に……本当に……)
[台所] キド : 「…そういえば、俺さ」
[台所] 歳納京子 : 「……んむんむ?」
[台所] 神崎ひでり : 「………?」
[台所] キド : 「さっき思い出したんだけどさ」
[台所] 神崎ひでり : キドの方を向き。
[台所] 歳納京子 : お汁粉を啜りながら、キドの方へ。
[台所] サーシャ : 「……はい」
[台所] 神崎ひでり : もちゅもちゅとお汁粉を頬張り。
[台所] キド : 「今日誕生日なんだよ」
[台所] 神崎ひでり : 「………え!?」
[台所] キド : なんとなしに、そうつぶやいた。
[台所] 歳納京子 : 「……え~~~!!」
[台所] 神崎ひでり : 目を見開く。
[台所] サーシャ : 「それは……おめでとうございます」
[台所] 神崎ひでり : 「わわ~~!!じゃあ今日は、本当にめでたいじゃないですか~~!!」
[台所] 神崎ひでり : ぱちぱちと拍手をしながら。
[台所]
歳納京子 :
「ふぉお!!!ほめでと~~!!」
思わず箸をとめ、ぱちぱちと。
[台所] 歳納京子 : 口はもごもごと食べているが。
[台所] キド : 「今の今まで気づかなかったから特にお祝いとかもないんだけどさ」
[台所] サーシャ : (何かお祝い品を用意しないといけませんね……考えておきましょう)
[台所]
歳納京子 :
「じゃあ今祝っちゃおうZE!」
[台所] 神崎ひでり : 「………ふむふむ」
[台所] 神崎ひでり : ………ふっふっふ、それを聞いたからにはぁ~……サプライズしないわけにも行きませんねぇ!!
[台所]
キド :
「……?」
それを眺めて
[台所] 神崎ひでり : そうして、お汁粉をたらい上げ。
[台所] 神崎ひでり : 「ごちそうさまでした~!」
[台所] 神崎ひでり : そうして、席を立ち、どこかへとフラフラ……。
[台所]
歳納京子 :
「?」
もぐもぐ。ごくん、と食べきって。
[台所] キド : 「美味しかったか?」
[台所] 歳納京子 : 「美味かった!さっすがキドのお汁粉だな!」
[台所] 神崎ひでり : そうして、一瞬で戻って来る。
[台所] 神崎ひでり : 汗だく状態で。
[台所] 歳納京子 : ……ってはっ、私がおもてなしを受けてどーする。
[台所] キド : 「お、おい…急にどうした?」
[台所] 神崎ひでり : その手には……綺麗に包まれた箱が。
[台所] サーシャ : 「出掛けたと思ったら……すごい汗ですね」
[台所] 神崎ひでり : 「ふっふっふ~~!キドさんのお誕生日ということで……!」
[台所] 歳納京子 : 「うわぉ……ふむふむ」
[台所] 神崎ひでり : その箱を、キドへ渡す。
[台所] キド : 「あ…なんだこれ」
[台所] 神崎ひでり : 「開けてからのお楽しみですよ~♪」
[台所] キド : 「…今開けるのか」
[台所] 神崎ひでり : 「もちろん、おうちに帰ってからでもいいですよぉ~♪」
[台所]
歳納京子 :
ははーん、さてはプレゼントを買って来たんだな!
天才の私には思通しだぞ!
[台所] 神崎ひでり : キドに寄り、耳元で。
[台所] 歳納京子 : 顎に手を付けて、決めポーズしつつ。
[台所] 神崎ひでり : 「……僕が見繕った、完璧で超絶可愛い服……ですよ~♪ハッピーニューイヤーです~」
[台所] キド : みるみると、その顔が赤くなって。
[台所] サーシャ : (神埼さんの言う、超絶可愛い服……)
[台所] キド : 「…///!!!」
[台所] 神崎ひでり : 「むっふっふっふ~♪」
[台所] 神崎ひでり : その場でくるくると回りながら、席へ戻る。
[台所] 歳納京子 : なに買ったんだろ。という顔で。
[台所] キド : 「な、なら…!後で開ける、から…!」
[台所] 神崎ひでり : 水分補給のため、お冷をグビッ。
[台所] 神崎ひでり : キドの表情を見て、満足そうに、うんうんと頷く。
[台所] キド : 「…その」
[台所]
キド :
「…ありがと、な」
ぶっきらぼうに、よそを向きつつ。
[台所] 神崎ひでり : 「……えへへへ~」
[台所] サーシャ : (私がプレゼントされてたら相当に恥ずかしかったかもしれませんね……)
[台所]
神崎ひでり :
「………やっぱり可愛いところ、あるじゃないですか~、これには可愛い僕も、お手上げ降参~♪」
頬杖を着き、にへらと笑う。
[台所] サーシャ : (興味が無いという訳ではありません、が……!)
[台所] 歳納京子 : 「………」
[台所]
歳納京子 :
「う~~~~む、仕方ない……」
ごそごそ、とさっき買った袋を探り。
[台所] 歳納京子 : 「……プレゼント……!だっ…!!」
[台所] キド : むすっとして。その顔はまだ赤いが。
[台所] キド : 「…っな!?」
[台所] 神崎ひでり : 「わ~ぉ」
[台所] 歳納京子 : その手には、ラムレーズンアイス。
[台所] 歳納京子 : 「受け取れ……さあ……!!」
[台所]
歳納京子 :
一応京子の大好物であり、腹を切る思いで出している。
本人だけ。
[台所] サーシャ : (今は冬……!)
[台所]
キド :
「お、お前もか!?」
驚いて、声が跳ね上がる。
[台所] キド : ……
[台所] 神崎ひでり : 「アイス……!」
[台所]
歳納京子 :
こっそり買っておいて、後で食べようと思っていたけど…
誕生日なら仕方ない!
[台所] キド : 台所は、きりさんがストーブを付けてたから温かい。たぶん。きっと。冬でも。
[台所]
歳納京子 :
「さあ…遠慮せず…!」
場の空気を読まないそのプレゼント。
[台所] 神崎ひでり : 「……天才京子ちゃん!そのー、アレ!ですよ!」
[台所] キド : 「……~~~」
[台所] 歳納京子 : 「……うん?」
[台所] 神崎ひでり : 「プレゼントは、ちゃーんとしたものを選んだ方が……!」
[台所] 神崎ひでり : と言いつつ、キドの表情を見て。
[台所] 歳納京子 : 「……しまった…!!」
[台所] キド : フードで顔を隠す。
[台所] 神崎ひでり : ……あら、ありゃりゃ~~、キドさん……!
[台所] 神崎ひでり : ……めっちゃ嬉しがってる!!!!!
[台所]
歳納京子 :
がぁん、とした顔で。
…私にとっては大切…でも、キドのためというなら、と思っていたけど…!
[台所] 神崎ひでり : か、可愛い……だと………!?!?この、僕、よりもッ……!!
[台所] キド : か細い声で。
[台所] キド : 「京子も…ありがとな…」
[台所]
神崎ひでり :
「……かぁ~~~~~!!全く、キドさんってお人は、卑怯ですねぇ~~!!」
自分のおでこに手を当てながら。
[台所] 歳納京子 : 「……だめか………!! なぬ、へっへへ~ん!」
[台所] 歳納京子 : 少し嬉しそうに鼻をこすりながら、アイスをキドへと渡しつつ。
[台所] キド : 少し震えながら、受け取る
[台所] 歳納京子 : …ミスったかもしれないけど、嬉しそうならよかったよかった!
[台所] 歳納京子 : うんうんと頷きつつ、座り直し。
[台所] キド : 顔を隠しつつ、ちろちろとアイスを食べ進める。
[台所] 神崎ひでり : 「……ま、これも!結果オーライってやつですねぇ~!」
[台所] サーシャ : (私も何か……そうですね、う~ん……)
[台所] 神崎ひでり : なははは~!と笑う。
[台所] サーシャ : (……あ、そういえば……ここに来る途中に)
[台所] サーシャ : 「……キドさん」
[台所] キド : 「…なんだ、お前も…」
[台所] サーシャ : 「すいません、プレゼントの準備を全くしていなかったので、しっかりとしたものはまた今度という事でお願いしたいのですが一応これを……」
[台所] サーシャ : 「ここへ来る前、朝食を買いにある店へ寄ったのですが……そこで籤をした時に」
[台所] キド : 「…うん」
[台所] サーシャ : 赤べこを取り出す。
[台所] サーシャ : 「日本では一応魔除け……と聞いたのですが」
[台所] サーシャ : 「もしこんな物でも良ければ……」
[台所] 赤べこ : ぶもー
[台所] 神崎ひでり : 「おぉぉ~~~……!!」
[台所] 神崎ひでり : 赤べこの首振りに合わせ、ひでりも首を振ってみる。
[台所] 歳納京子 : 「!!! おー!」
[台所] 歳納京子 : 「可愛い!」
[台所] キド : 「…可愛いな」
[台所] キド : しっかりサーシャの方を向いて。
[台所] キド : 「ありがとう、お前も優しい奴なんだな」
[台所]
神崎ひでり :
「……」
ピクリ、と眉が動く。
[台所]
神崎ひでり :
「か、可愛い……!?」
赤べこをじっと見て。
[台所] 神崎ひでり : 僕の……ライバル……!?
[台所] 赤べこ : ぶもー
[台所] 神崎ひでり : 「んなぁ……!?ぼ、僕だって……ぶもー!」
[台所] 神崎ひでり : 首をゆらゆらと揺らす。
[台所] 赤べこ : ぶもーぶもー
[台所] サーシャ : 「あはは……ありがとうございます。……誕生日、おめでとうございます!」
[台所] 神崎ひでり : 「ま、まずい、この赤べこ……強い……!?」
[台所] 神崎ひでり : orz
[台所] 歳納京子 : 「…え、バトル……?」
[台所] キド : 「…ああ、ありがとう、皆のおかげで俺もいい日になれそうだよ」
[台所] キド : 「で、何やってんだひでりは…?」
[台所] 神崎ひでり : 「……敗北に、打ちひしがれてます……ガクッ……」
[台所] 神崎ひでり : おのれぇ~、赤べこ~……!僕は……僕は……!もっと!強く!可愛くなってやりますよ~~~~……!!!
[台所] キド : 「そ、そうか…」
[台所] 歳納京子 : 「…物と人の可愛さって違うんじゃないかなぁ…」
[台所] キド : アイスを食べ終わる。
[台所] キド : その口元は緩んでいて。
[台所] キド : どこか優し気な、女の子らしい雰囲気に。
[台所] 神崎ひでり : 「……あ!」
[台所] 神崎ひでり : 床に四つん這いになっているから、見えた景色。
[台所] 神崎ひでり : フードの下の
[台所] 神崎ひでり : キドの、微笑み。
[台所] 神崎ひでり : 「…………ふふ」
[台所] 神崎ひでり : 敢えて指摘せずに、ひでりもまた、微笑む。
[台所] 神崎ひでり : 楽しい新年になったなって、思ったのでした。
[台所] キド :
[台所] キド : 「さて、いつまでも台所にいるわけにはいかんな」
[台所] キド : 「皆のところに戻るか?」
[台所] 歳納京子 : 「そーだなー、私たちだけ餅を食べてるのもアレだしね」
[台所] 歳納京子 : と言いながら、ふぅむ。
[台所] 歳納京子 : 「ジュースの使いっ走りやってきやーす!」
[台所] キド : 「じゃあ俺は戻ってるよ」
[台所]
歳納京子 :
「りょ!」
と言いながら、席を立ち。
[台所] 神崎ひでり : 「ん~~、僕はどうしましょうかねぇ~……」
[台所] 神崎ひでり : 席に座り、足をプラプラと。
[台所] キド : 「あんまり危ないところは触るなよ?」
[台所] 神崎ひでり : 「僕そんな危ういことしそうになる子どもじゃないですけどぉ~!?!?」
[台所] キド : 苦笑しながら、台所を後にする。
[台所] 神崎ひでり : 「……ふぃ~」
[台所] 神崎ひでり : だらーんと、テーブルに体を寝かせる。
[台所]
神崎ひでり :
……色んなこと……楽しいことに……辛いこと……
もう、とにかく、たくさんのことがありましたけど……。
[台所] 神崎ひでり : ……こうして、皆さんに会えたのも……。
[台所] 神崎ひでり : 自分の手のひらを見つめるひでり。
[台所] 神崎ひでり : ……僕が、オーヴァードになれたから、なんですよねぇ。
[台所] 神崎ひでり : 過去をいつまでも引き摺っちゃいけないって、京子ちゃんには言いましたけど……。
[台所] 神崎ひでり : ……いやぁ、あははは、僕は……やっぱり、どーしても引き摺っちゃいますねぇ。
[台所]
神崎ひでり :
説得力が無くて、困っちゃいますよ。
京子ちゃんに示しが付かないんで、僕はちゃーんと、「アイドルの仮面」、被りますけどねぇ~。
[台所] 神崎ひでり : 「………はぁ~」
[台所] 神崎ひでり : 新年らしからぬ、溜息。
[台所] 神崎ひでり : どうしても、暗く考えちゃう。昔の僕はこうじゃなかったからこそ、余計……凹みますねぇ。
[台所] 神崎ひでり : カチ、カチ、カチ、カチ。
[台所] 神崎ひでり : 一人だけの部屋で、時計の針が進む音が、聞こえる。
[台所]
神崎ひでり :
指先で、コップをいじりながら、ときたまそのまま横転させてしまい……。
また、元通り立たせたり……。
[台所] 神崎ひでり : 「……んんん~~~……めんどくせーな、僕」
[台所] 神崎ひでり : 低い声で、そう呟く。
[台所] 神崎ひでり : アイドルを見繕わない、本当の僕。
[台所] 神崎ひでり : 低い声の僕。
[台所] 神崎ひでり : 「………こーんなナイーブじゃ、アイドルなんてやってられるかって話だし……」
[台所] 神崎ひでり : 「……そもそも、アイドル自体なれるかどうかも、分かんないけどね」
[台所] 神崎ひでり : 男の娘アイドルっていう線を目指してた僕だけど。
[台所] 神崎ひでり : まぁ、オーヴァードになっちゃった今……。
[台所] 神崎ひでり : 本当に……目指せるのかどうか……。
[台所] 古明地こいし :
[台所] 神崎ひでり : ………………。
[台所] 神崎ひでり : ていうか~……!僕の悩み、よく分かんないし……!
[台所]
神崎ひでり :
オーヴァードを理由にアイドルの夢諦めそうになるっていうなら……それこそ、上の人に頼んで、記憶消してもらえばいいし……!
確か……そうすれば……元通りの、一般人の僕として、過ごせるはずだし……。
[台所] 神崎ひでり : ……それを選ばない、理由………。
[台所] 神崎ひでり : ………オーヴァードとしての記憶を消すと、僕は……今まで経験してきたもの、ぜーんぶ失われちゃう。
[台所] 神崎ひでり : あの護衛任務の記憶も……今、こうして皆さんと過ごしている"日常"も……。
[台所] 神崎ひでり : ………それは……寂しい、ですもんね……。
[台所] 神崎ひでり : あーあ、こーんな悩むくらいなら……最初から、覚醒した時に、記憶処理施術選べば良かったですよねぇ~……。
[台所] 神崎ひでり : ………その時の僕は、オーヴァードになることのメリットにしか、目が入ってなかったから……まぁ、二つ返事だったんだけどね。
[台所] 神崎ひでり :
[台所] 神崎ひでり : 《美しき罪人》
[台所] 神崎ひでり :
[台所] 神崎ひでり : 努力しなくても、僕は、"可愛い"僕でいられる。
[台所] 神崎ひでり : まるで夢のような世界。
[台所] 神崎ひでり : 誰からにも愛され続けられるような、そんな存在でいられる……。
[台所] 神崎ひでり : ………タダよりも高いものはないって、よく言ったものですよねぇ。
[台所] 神崎ひでり : ………だから、こうだ。
[台所] 神崎ひでり : 人生って、結局のところ……後悔の連続。
[台所] 神崎ひでり : 消せない過去は無いからこそ、ずっとこうして想い続ける。
[台所] 神崎ひでり : 完璧な人生は、無いんだ。
[台所]
神崎ひでり :
僕は、本当は、可愛い"女の子"になりたかった。
そうすれば、僕は……しがらみも無く、ちやほやされる僕でいられたから。
[台所] 神崎ひでり : ……いやまぁ……別に、僕は……男の人と恋愛したいとか、そういうわけじゃないだけどね……。
[台所] 神崎ひでり : ……自分一番、自分が大好き……。それが、僕……。
[台所] 神崎ひでり : ………そーんな僕がこうして……他の人との繋がりが無くなることに怯えてるわけなんだから……なーんか、情けない話だ。
[台所] 神崎ひでり : 結局、僕は何なんだろう。
[台所] 神崎ひでり : 自分のことを見てほしいから、みんなに見て見てアピールしてるの?
[台所] 神崎ひでり : ………なんか、そーゆー考えは……
[台所] 神崎ひでり :
[台所] 神崎ひでり : 可愛くないよね
[台所] 神崎ひでり :
[台所] 神崎ひでり : ………………。
[台所] 神崎ひでり : 「はぁ~~~~~……」
[台所] 神崎ひでり : 重い溜息を吐き、ひでりは瞼を閉じた。
[台所] 神崎ひでり : 今は……なーんにも考えないでおこーっと……それがいいやぁ……。
[台所] 神崎ひでり :
[台所] 神崎ひでり :
[台所] 神崎ひでり :
[台所] 神崎ひでり : 「────────ふがっ」
[台所] 神崎ひでり : ……あが……ちょびっとだけ寝てた……。
[台所] 神崎ひでり : 「んん……皆さんのところに戻りますかぁ~……」
[台所] 神崎ひでり : そうして、台所から出て行く。
[台所] 神崎ひでり :
[台所] 神崎ひでり :
[台所] 神崎ひでり :